Case Study

GINZA M TOWER
GINZA M TOWER
施主:株式会社みつわ
(みずほ信託銀行株式会社)
設計:JR東日本建築設計
施工:戸田建設
商材:テラコッタ釉薬仕上
サイズ:H700×W550×t35・H700×W463×t35
工法:GRC-AM工法・RC壁AMクランプ乾式工法
POINT:銀座みゆき通りと西五番街通りの角地に位置する「GINZA M TOWER」は、大規模なリニューアル工事により外装を一新しました。銀座の中心にふさわしい高級感とエレガンスを兼ね備えたファサードを実現しています。
西五番街側の壁面には、GRCパネルに国産特注テラコッタを打ち込んだ乾式絶縁工法を採用。淡いアイボリーホワイトの釉薬仕上げと、陰影を強調する特注リブ形状が、立体感のある上質な表情を生み出しています。
一方、みゆき通り側では既存タイルを撤去後、新たに下地金物を設置し、西五番街側とは異なる繊細なリブ形状を選択。二面で異なるディテールを持たせることで、街並みに自然に溶け込みながらも独自の存在感を放ちます。
完成後の外観は、まるで数十年前から銀座に佇んでいたかのような落ち着きと風格を備え、昼間は柔らかな光を受けたテラコッタの陰影が、夜はネオンの灯りを反射してまた違った表情を見せます。時間帯によって変化するファサードの魅力は、銀座の街に新しい景観価値をもたらしています。